結論から言うと、講師や先生でも自分の子供と上手に勉強するのは無理だから、うまく外注して塾や習い事に行ったり、通信教育したり、両親以外に褒めてくれる人を見つけて第三者を挟んでうまく付き合っていこうねってことです。
自分も周りも似たような悩みがあり、先生として保護者様と接してきました中で、みなさんおんなじ悩みで悶えているんですよとお伝えしたくなりました。
みんな同じなことに気づいて少し心が軽くなりますように。
- 問題点1 我が子にはフラットな視点で物事を見れない
- 問題点2 親の言うことが響かない
- 問題点3 勉強を教えているとイライラして鬼になる
- 問題点4 親が勉強していないのって案外マイナス効果になる
- 問題点5 外注もいいけど丸投げは破綻する
- まとめ
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問題点1 我が子にはフラットな視点で物事を見れない
私が先生視点で他人のお子さんの勉強を見る時
先生をしていて、自分の子どもと生徒を並べた時に、全く違うんですよ。それは自分の気持ちが。
生徒はいいとかダメなところいつまでにこれしてあれすれば受験間に合うなとか、ここすごくいいから褒めておいたら伸びるなとか、ここどうしても直して欲しいから、こっちめちゃくちゃ褒めておいて最後に「これするともっといいよ!」とか付け加えれば直せるなとか、色々考えるんですよ。見えるんですよ。どうすればいいか。
私が親の視点で自分の子どもの勉強を見る時
さて、我が子です。
なんでできてないのかな?あほの子なのかな?
みたいなところから入るわけです。ちょおすげえええなところもたくさんあるけど、出来ないところが目につくし、「こうしてみたら?」みたいなのに「私のやり方がある」とか「問題文は私が読もうと思っていたところ💢」などなどなーどことごとく反抗されてイラッとするんですよね。え?だって君できてないじゃん。みたいな。
生徒にはできていた神の視点が全くできずに地を這いながら泥投げ合う様相ですよ。果ては鬼降臨ですよ。
他人の子でできてたのに出来ないんですよね!
挙げ句の果てには、「お母さん怖いからやりたくない。怒られるし。」みたいな。
ただ、そのイラッとをそのままぶつけるか、チョコとコーヒーでも口に入れてから相手するかで、違う部分もあるので適度にご自分を甘やかしてあげてください。同じ事象でも余裕のある心だとMAX鬼降臨せずに受け流せたりしますよね…ですよね…
あとは我が子素晴らしいInstagram見て見てみたいに装飾せずに、こっそり誰ぞに愚痴ることです。阿鼻叫喚な頑張る同志がいると心強いですよ。
問題点2 親の言うことが響かない
これは、私が先生をしていてもあるあるなお悩みで、よく相談されます。
「私が言っても聞かないのに、先生が毎回お話ししてくださるとすごくよく聞くんです…😇」
「○○した方がいいよって、うまく伝わらなくてこちらもだんだん口調が厳しくなって…」
というやつです。毎回聞きます。毎回うちもそうですよと頷きます。全世界共通のお悩みではないでしょうか。そして毎回毎回毎回保護者の方とお話しして、子どもたちに教えて出した結論は…
いい先生みつけて外注せよ
ということです。札束で殴るのが1番早いです。ほんとにね、心に響くんですよ先生の言うことって。こちらも塾の先生ですからテクはあるので、話すときや褒める時は子どもにそれ使いますけど、自分の子どもには不思議と効果ないんですよね。
何事も外注して専門家のお力をかりるのが1番ですが、そのかわり家から近いからとかではなくて、本当に先生ってパワーのある存在で強い存在なので、多少遠かったり送り迎えしなくちゃでも先生はよく選んであげてください。
【近いから】は親の都合です。良い先生のところまで近かったらラッキーですが。
通学が楽になるので、オンラインでもいいかと思います。が、低学年にとってオンライン系は難関。我が家はダンスと英会話やってみましたがうまく行ったことが一度もない。
あえて先生視点で物申すなら、先生は常に同じ先生で固定にすると低学年は続きやすいかと思います。同じ先生に見てもらえると信頼関係が作れます。オンラインだと親のサポート多めになりますのでその辺りは頑張りましょう。
問題点3 勉強を教えているとイライラして鬼になる
うちの塾では「今日頑張った!怒っても明日急に出来るようにならないんだから怒らない!!おこっちゃだめ!!」と口を酸っぱくしていっても、塾の外に出た瞬間に子供が親に泣かされたりしているんですよねぇ。。
子供が頑張っているなら、保護者がとても褒めて頑張りを認めてあげてください。怒ると萎縮してやる気もなくして頑張ってもいいことなくて逆効果一直線です。
宿題があるなら一緒にやってあげてください。通塾と別に学習が必要ならサポートしてあげてください。親は褒めてなんぼですよ!!(といっても私も「…テストの時痛い目見るのは自分だよ💢」とか脅していますので同じ穴の狢ですが。)
チアでも体操でもピアノでもギターでも水泳でも先生を噛ませておくことでちょっと親子関係の摩擦が減る傾向があります。ちゃんとやれと言う嫌な役割と、専門知識で楽しく教えることを先生がやってくれるからです。理解できて楽しく教えてもらえてスムーズにできるようになったら大人でも楽しいですよね。
第三者を入れるという意味では、勉強なら塾は無理でも通信教育をとってペース作りは強制的にしてもらうとか工夫必須です。その代わり絶対に溜め込んではいけません。溜め込むのではなく初めから一部省いてしまうとか最初から親が選別して少なくしてしまうのもおすすめです。低学年の勉強に必要なのは「できなかった」ではなく「やったぜ感」なので、全部できる量で渡すといいのではないでしょうか。通信教育もボリュームゾーンを狙って作っているので、お子さんによって消化できる量は違うと思いますよ。
みんな通信教育の先生からくるコメント喜ぶと書いてありますが、うちはそうでもないかなぁ。いい点出た時のテストのコメントとかは喜んで見ていますが。
問題点4 親が勉強していないのって案外マイナス効果になる
案外これがいちばん親ができることです。子供からしたら、過去に親がした勉強とかどーでもいいです。問題は今です。
私は情けないのですが、資格取ろうかと思ったけど挫折しまして、現在はオンライン英会話と漢検準二級の勉強をしています。やらないよりは、、マシ!
例えば、今日の英会話の先生について愚痴ってみたり、子供の前で受講したり目につくように努力してみています。先生でいるためにも授業の用意や勉強が必要なことも伝えました。貴方が塾の間お母さんは明日の授業の準備をしました→どう準備したの?→これです。と見せられるようにしたり。
お父さんは英会話以外何もしていないと言うので、彼は会社でたくさん研修があり、仕事のために勉強を続けていると伝えたらびっくりしていました。どういう勉強をしているのか夫氏にも説明させました。
勉強は終わるものではなく、形を変えて続くものです。もう逃げることもできず、終わることもない。けど苦しいものではないと伝えていきたいですね!
問題点5 外注もいいけど丸投げは破綻する
身近に習い事をやっているものの、うまくいっていない破綻例が2パターンあるのでご紹介します。
パターンA 習い事に丸投げパターン
子供といたくなくて、とにかく習い事に投げ込むパターンです。色々な習い事を何コマも行い、とても色々出来るようになるものの、テストの点や進級テスト合格など成果でしか判断されないため親との関係が破綻しつつあり大問題児に成長中です。たくさんやるのが悪なのではなく、宿題や今日習ったことには褒めつつ頑張ってる姿勢に寄り添ってあげましょう…。足らないのは子どもに寄り添う時間です。。
パターンB 習い事でやったきりパターン
こちらは復習やサポートを行わないので、行ったきり他の日は面倒を見ないパターンです。「宿題やりなよー」とサラッと声かけぐらいです。子供との関係は破綻しないものの数年後に「いつまで経っても身につかないからやめたの」と親御さんが言い出すことになります。
先生、講師側から切に言わせていただきます。
運動系は補助が難しいのでその場でやって終わりが多いと思いますが(体操とかチアリーディングとかアクロバットとか)、勉強(塾)、英会話、楽器の大人気3種類は家でやらせないと伸びませんので要注意です。とくに小1、小2の低学年では本当に「よくやるね…」と外から言われるほどのサポートが必須です。めちゃくちゃ大変ですけど。中学受験もそうじゃないですか。中学受験をしなくても勉強の総量が違うだけでサポートするのは同じですよ…。
ちなみに子どもから、怖くてやる気無くすからピアノに口出すなと言われたので、一切ノータッチになったら、全く進歩しなくなりましたよ!!我が身で実感!
まとめ
じゃあ貴方は聖人君子みたいにやれてんの?
と言われたら泥の投げ合いだとお伝えした通り全く出来ていませんが、やれる範囲で努力を続けていきたいなと思います。
まあでもさ、先生は本当に心がフラットでよく見てますので(自画自賛になるけど)、先生という存在をうまく使ってくださいね。親の他に頑張る姿勢を褒めてくれる人がいるって素晴らしいことですよ!